海外移住や長期滞在をすると、「海外在住でも日本のクレジットカードは使えるのか?」と不安になる人は多いでしょう。
結論から言うと、海外在住でも日本のクレジットカードを使い続けることは可能です。
ただし、日本のクレジットカードは基本的に日本居住者向けサービスのため、海外在住になると以下のような問題が起こることがあります。
- 住所登録の問題
- 不正利用と判断されるリスク
- SMS認証が受け取れない
- カード更新時のトラブル
この記事では、海外在住でも日本のクレジットカードを維持する方法や注意点を分かりやすく解説します。
海外在住でも日本のクレジットカードは使える?
結論として、多くの場合はそのまま利用できます。
クレジットカードは海外利用にも対応しているため、海外旅行と同じように決済することが可能です。
ただし、日本のクレジットカード会社の多くは利用規約上は日本居住者を前提としています。
そのため海外移住すると、状況によっては次のような対応になることがあります。
- 利用制限
- カード更新不可
- 口座確認
- 本人確認の追加
長期的に利用する場合は、いくつかのポイントを理解しておくことが大切です。
海外在住で日本のクレジットカードを使うメリット
海外生活では現地のデビットカードやクレジットカードを使うことが多くなりますが、日本のクレジットカードを維持しておくと便利な場面も少なくありません。
特に、日本のサービスの利用や日本円決済では、日本のクレジットカードがあるとスムーズに手続きできるケースがあります。
ここでは、海外在住者が日本のクレジットカードを持ち続ける主なメリットを紹介します。
1.海外でも日本円決済ができる
日本のクレジットカードを持っていると、日本円で支払うサービスに便利です。
例えば以下のようなケースです。
- 日本のオンラインショップ
- 日本のサブスクサービス
- 日本の航空券予約
- 日本のホテル予約
海外カードでは決済できない日本サービスも多いため、日本のクレジットカードは海外生活でも役立ちます。
2.日本のサービスの本人確認に使える
日本のサービスでは、クレジットカードが本人確認として使われることがあります。
例えば
- サブスク登録
- 日本のECサイト
- 各種オンラインサービス
海外在住者でも、日本サービスを使う予定があるなら日本のクレジットカードは残しておく方が安心です。
海外在住で日本のクレジットカードを維持する方法
海外在住でも日本のクレジットカードを使い続けることは可能ですが、そのためにはいくつかの条件を満たしておく必要があります。
特に重要なのは、日本の住所・銀行口座・電話番号といった「日本の生活インフラ」を維持しておくことです。
ここでは、海外在住者が日本のクレジットカードを継続して利用するために知っておきたい現実的な方法を紹介します。
1.日本の住所を登録しておく必要がある
日本のクレジットカードは、基本的に日本在住者向けのサービスとして提供されています。
そのため、カード会社への登録住所は日本国内であることが前提になっているケースがほとんどです。
海外移住や長期滞在をする場合でも、日本のクレジットカードを維持するために、次のように日本の住所を登録しておく人が多くいます。
- 実家の住所を登録する
- 家族の住所を登録する
また、クレジットカード会社によって海外在住者への対応は異なります。
- 海外住所の登録も可能
- 日本住所のみ登録可能
- カード更新は日本国内住所のみ発送
特にカード更新時は、新しいカードが日本国内の住所にしか送られないケースも多いため、海外在住の場合は家族に受け取ってもらうなどの対応を考えておく必要があります。
なお、日本の住所を登録する場合は住民票の扱いについても確認しておくと安心です。
住民票を抜くかどうかによって、日本の住所の扱いや行政手続きが変わる場合もあります。
▶海外移住で住民票は抜く?そのまま実家に残す?実体験から分かるリスク・デメリット
2.日本の銀行口座を維持する
日本のクレジットカードは、基本的に日本の銀行口座からの引き落としで支払いが行われます。
そのため海外在住になっても、日本の銀行口座はそのまま維持しておく必要があります。
例えば次のような状態を維持しておくことが重要です。
- 日本の銀行口座を解約しない
- クレジットカードの引き落とし設定を維持する
ただし、海外在住者の場合、日本の銀行口座が海外居住を理由に凍結されるケースもあります。
銀行口座が凍結されるとクレジットカードの引き落としができなくなり、結果としてカードが利用停止になる可能性もあります。
海外移住前に、日本の銀行口座の扱いについて確認しておくと安心です。
▶海外在住が理由で日本の銀行口座が凍結される理由と現実的な対策
3.SMS認証が受け取れる電話番号を持つ
最近はセキュリティ強化のため、SMS認証(ワンタイムパスワード)が必要になるケースが増えています。
例えば次のような場面です。
- オンライン決済
- 不正利用の確認
- カード会社のログイン認証
海外在住でも日本のクレジットカードを利用する場合は、日本のSMSを受信できる電話番号を維持しておくことが重要です。
日本の電話番号が使えないと、決済時の本人確認やカード会社のセキュリティ認証ができず、クレジットカードが使えなくなるケースもあります。
海外在住でもSMSを受け取れる方法を事前に確認しておきましょう。
海外在住で日本のクレジットカードを使う注意点
海外在住でも日本のクレジットカードを使い続けることは可能ですが、日本に住んでいる場合とは違った注意点があります。
特に、海外移住後はカードの新規発行が難しくなることや、海外利用によるセキュリティ確認などが発生するケースもあります。
ここでは、海外在住者が日本のクレジットカードを利用する際に知っておきたい主な注意点を紹介します。
1.海外移住後は日本のクレジットカードを新規発行できないことが多い
日本のクレジットカードは、基本的に日本居住者向けのサービスです。
そのため海外移住後は、新しくクレジットカードを作ることが難しくなります。
多くのカード会社では申込条件として
- 日本在住
- 日本の住所
- 日本の電話番号
などを求めています。
そのため海外移住を予定している場合は、出発前にクレジットカードを作っておく人が多いです。
特に以下の用途で日本のクレジットカードが必要になることがあります。
- 日本のサブスクサービス
- 日本のECサイト
- 日本の航空券予約
- 日本円決済
海外移住後に困らないためにも、日本にいる間にカードを作っておくと安心です。
2.海外で日本のクレジットカードが使えなくなることがある
海外で日本のクレジットカードを利用していると、突然カードが使えなくなるケースもあります。
これは故障ではなく、カード会社のセキュリティ対策や利用条件が原因であることがほとんどです。
主な理由は次の通りです。
- 不正利用と判断された
- SMS認証ができない
- 銀行口座の問題
- カード会社の海外利用制限
多くの場合はカード会社への確認や本人認証で解決できますが、海外在住の場合はSMS認証や連絡手段の問題で対応が難しくなるケースもあります。
3.不正利用と判断されることがある
海外でカードを使うと、カード会社が不正利用を疑う場合があります。
特に次のようなケースです。
- 突然の海外決済
- 高額決済
- 普段と違う国での利用
この場合、セキュリティ対策としてカードが一時的に利用停止になることがあります。
4.本人確認ができないと利用できないことがある
カード会社から本人確認の連絡が来る場合があります。
例えば
- 電話確認
- SMS認証
- メール確認
海外で連絡が取れない場合、カードが一時停止される可能性があります。
5.カード更新時にトラブルになることがある
クレジットカードは通常、数年ごとにカード更新があります。
更新カードは登録住所に送られるため、海外在住の場合は注意が必要です。
よくある対応方法は以下です。
- 実家に送ってもらう
- 家族に転送してもらう
6.クレジットカード付帯の海外旅行保険は長期滞在では使えないことが多い
クレジットカードには海外旅行保険が付帯している場合があります。
例えば次のような補償です。
- 旅行傷害保険
- 携行品損害
- 航空機遅延補償
- 賠償責任
ただし、これらの保険は「日本からの海外旅行」を前提にした補償です。
多くのカードでは
- 日本を出発する旅行であること
- 補償期間は60〜90日程度
といった条件があります。
そのため海外移住や長期滞在では、クレジットカードの保険だけではカバーできないケースがほとんどです。
海外移住前に作っておきたいおすすめ日本クレジットカード
日本のクレジットカードは、基本的に日本在住者向けのサービスです。
そのため海外移住後は、新しくクレジットカードを作ることが難しくなるケースが多くなります。
多くのカード会社では
- 日本の住所
- 日本の電話番号
- 日本の銀行口座
などが申込条件になっています。
海外移住を予定している場合は、日本にいる間にクレジットカードを作っておくのがおすすめです。
エポスカード
エポスカードは、年会費無料で持ちやすい日本のクレジットカードです。
- 年会費永年無料
- Visaブランドで海外でも使いやすい
- 海外旅行保険が付帯
- 最短即日発行
海外在住者にとって海外旅行保険は大きなメリットではありませんが、年会費無料でも保険が付帯しているため、一時帰国後の海外旅行などでは活用できます。
楽天カード
楽天カードは、日本で利用者の多い定番クレジットカードです。
- 年会費無料
- ポイント還元率が高い
- 日本のネットサービスとの相性が良い
- 国際ブランドが選べる(Visa/Mastercard/AMEX/JCB)
楽天市場など日本のECサイトを利用する場合は、持っておくと便利なカードです。
ただし、更新カードは日本国内の登録住所のみに発送されます。
海外赴任などの場合は、事前に楽天カードコンタクトセンターへ連絡する必要があります。
なお、カードの発送は日本国内の登録住所のみのため、海外在住の場合は実家などで受け取ってもらう必要があります。
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、大手カード会社が発行する信頼性の高いクレジットカードです。
- 年会費無料
- Visa・Mastercardで海外利用しやすい
- 更新カードの海外発送に対応
三井住友カードでは「海外生活ヘルプデスク」に申し込むことで、更新カードを海外住所へ送付してもらえる場合があります。
ただし、カードの種類や送付先の国によっては対象外になるケースもあります。
海外在住者におすすめの支払い方法
海外生活では、日本のクレジットカードだけでなく、海外送金や外貨決済に対応した支払い方法もあると便利です。
特に、現地口座への送金や海外サービスの支払いでは、銀行送金や外貨口座を使う場面も増えてきます。
ここでは、海外在住者がよく利用している支払い方法を紹介します。
海外送金や外貨決済はWiseが便利
海外生活では、クレジットカードだけでなく海外送金サービスもよく使います。
例えば次のような用途です。
- 海外送金
- 外貨決済
- 国際口座
特に海外送金や外貨決済ではWiseを利用する人も多く、日本の銀行口座と海外口座の両方を管理できます。
▶海外在住者向け|Wiseの送金・外貨受取・デビットカード活用法
Wise(ワイズ)
【Wiseが人気の理由】
1.お得なレートで両替!
2.Wiseデビットカードで決済・ATM出金も可能!
3.セキュリティも万全!(決済通知・利用停止もアプリで簡単)
4.お得な海外送金・外貨受取りも◎
海外在住でも日本のクレジットカードは使える?【まとめ】
海外在住でも、日本のクレジットカードは維持しておくと便利です。
日本のオンラインサービスや日本円決済、各種サービスの本人確認など、海外生活でも役立つ場面が多いためです。
ただし、日本のクレジットカードは基本的に日本居住者向けのサービスのため、海外移住後は新規発行が難しい現状があります。
海外に出る予定がある場合は、日本にいる間にカードを作っておくことをおすすめします。
また、海外利用では次のような点にも注意が必要です。
- 不正利用と判断されてカードが停止されることがある
- SMS認証ができないと本人確認ができない場合がある
- 更新カードは日本国内の住所に送られるケースが多い
- クレジットカード付帯の海外旅行保険は長期滞在では使えないことが多い
海外生活では、クレジットカードだけでなく、日本の電話番号や海外送金サービスなどの準備も重要になります。
海外生活インフラ関連記事
