海外での医療費は、日本とは比べものにならないほど高額になることがあります。
特に、長期滞在・留学・ワーキングホリデー・デジタルノマドなど、「海外で生活する期間が長い人」にとって、医療保険選びは最重要ポイントのひとつです。
Genki(ゲンキ)は、そんな中長期滞在者向けに設計された海外向け医療保険。
月額払いで管理しやすく、医療補償を重視したシンプルな設計が特徴です。
この記事では、Genkiの補償内容・メリット・注意点を詳しく解説し、「どんな人に向いている保険なのか」を分かりやすく整理します。
利用者の評判・口コミは、「Genkiの評判は実際どう?海外医療保険としての口コミ・注意点を徹底解説」をごらん下さい。
Genki(ゲンキ)海外旅行保険とは?
まずは、Genkiがどんな保険サービスなのか、全体像を押さえておきましょう。
Genkiの運営会社とサービス概要
Genki(ゲンキ)はドイツに拠点を置く海外向けの医療保険サービスです。
サブスクリプション型の月額契約を採用しており、出国前後どちらからでも加入できます。(※プランによっては最低1年契約となり、途中解約はできません。)
医療費・救急搬送・緊急入院など、医療を中心に補償しており、海外旅行者・長期滞在者・デジタルノマド向けの保険として利用されています。
英語の保険証明書(PDF)の即日発行や、入院時のキャッシュレス対応にも対応しています。
Genkiが向いている旅行者のタイプ
Genkiは、短期の観光旅行よりも、中長期で海外に滞在する人を主な対象としています。
- デジタルノマド
- ワーキングホリデー
- 留学・語学留学
- 海外を周遊しながら滞在する人
月額制で柔軟に加入・解約できるため、帰国日が未定でも無駄なく利用できます。
利用できる地域と基本的な考え方
Genkiは世界各国で利用可能な海外向け医療保険です。
滞在期間や生活拠点の有無によって、「旅行向けプラン(Genki Traveler)」 と「長期医療保険プラン(Genki Native)」を使い分ける仕組みになっています。
また、補償対象地域は以下の2パターンから選択できます。
- アメリカ・カナダを含む全世界
- アメリカ・カナダを除く全世界
アメリカ・カナダは医療費が非常に高額なため、これらの国を含めるかどうかで保険料や補償条件が変わります。
Genkiの仕組みと特徴
ここでは、プランに入る前に知っておきたい「Genki全体の仕組み」を整理します。
月額払いが基本(※契約期間はプランで異なる)
Genkiは 月額払い を採用していますが、すべてのプランが「いつでも解約できるサブスク」というわけではありません。
- Genki Traveler:月単位で加入・解約が可能
- Genki Native:月額払い・最低1年契約
「月額=短期向け」と誤解されがちですが、Genki Nativeプランは長期前提の医療保険を分割払いしているイメージ です。
※それぞれのプランの特徴は、このあと解説します。
補償の中心は医療・緊急対応
Genkiは、旅行トラブル全般ではなく 医療補償を重視した保険 です。
- 病気・ケガの治療
- 緊急入院・事故対応
- 医療搬送・本国送還
フライト遅延や荷物紛失などの補償は、基本的に含まれません。
キャッシュレス治療・証明書発行
入院時はキャッシュレス対応が可能です。
また、英語の保険証明書(PDF)は、申込・支払い完了後に会員ページで発行できます。
ビザ申請や滞在許可の提出書類として使われるケースも多いので、必ず用意しておきましょう。
保険金の支払い・受け取り方法(Genki Traveler)
Genki Travelerでは、保険金の受け取り方法は以下の2つに限られます。
- Revolutによる送金
- 銀行振込
入院などの場合は、病院へ保険会社が直接支払うキャッシュレス対応となるケースもありますが、外来診療などでは一度自己負担し、後日払い戻しとなるのが一般的です。
なお、Genki側で送金手数料は請求されませんが、銀行振込の場合、居住国や利用する銀行によっては国際送金手数料が発生することがあります(目安:2,000円~3,000円程度)。
Genkiの2つの保険プランの違い
ここからは、Genkiの中核となる2つのプランを比較します。
簡単に言うと、
Genki Traveler=一時的な海外滞在向け医療保険
Genki Native=生活拠点が海外にある人向け医療保険
です。
それぞれ詳しく紹介していきます。
Genki Traveler|一時滞在・留学・ワーホリ向け
Genki Travelerは、1か月〜最長12か月まで加入できるプランです。
年間100万ユーロまで補償されます。
- 旅行中の医療を補う短期向け保険
- 入院・事故・緊急医療、医療搬送・本国送還に対応
- 旅行中に発生した新しい病気・ケガのみ補償
「海外に一時的に滞在するが、日本の保険は使えない」そんな期間をカバーする目的に適しています。
Genki Traveler の料金目安
Genki Traveler の保険料は、サブスク型で月額払いになっています。
料金は、「年齢」と「アメリカ・カナダを含むかどうか」によって変わります。
- 0~29歳:€52.5/月~
- 30~39歳:€63.90/月~
- 40~49歳:€79.80/月~
- 50~59歳:€109.80/月~
- 60~69歳:€166.30/月~
上記は、アメリカ・カナダを除く場合の保険料です。
正確な料金は、以下のシミュレーターをご利用いただくか、公式サイトで確認しましょう。
Genki Native|長期滞在・海外移住向け
最低1年から加入でき、生涯継続も可能な長期医療保険です。
入院・事故・緊急医療に加え、予防医療や日常医療までカバーした生活ベースの補償になっています。
留学のような「期限付き滞在」ではなく、海外で生活する前提の医療保険という位置づけです。
補償内容に応じて、さらに2つのプランが選べるので、確認していきましょう。
①Genki Native Basic(医療治療に特化)
長期滞在向けの基本的な医療保険プランです。(年間100万ユーロまで)
予防医療は不要で、病気や事故に備えたい人向けの補償内容になっています。
- 入院・外来治療
- 診察・検査・処置
- 処方薬・医療機器
- 最寄りの適切な病院への医療搬送
- 24時間緊急サポート
- 入院時のキャッシュレス決済
- すべてのスポーツによるケガ・事故
- リハビリ治療
- 入院を伴う精神科治療
②Genki Native Premium(生活医療までフルカバー)
Basicの補償内容すべて+日常医療を網羅した最上位プラン。
補償は上限なしの「無制限」です。
「Genki Native Basic」プランから、下記の内容が追加で補償されます。
- 健康診断・予防接種
- 歯科治療(検診・クリーニング・治療)
- 視力検査・メガネ・コンタクト
- メンタルヘルスケア(アプリ含む)
- 妊娠・出産・産後ケア
- 代替医療(整体・オステオパシー等)
- 母国滞在中もフル補償
Genki Native の料金
Genki Nativeの保険料は、年齢や選択したプラン(Basic/Premium)によって変わります。
- Genki Native Basic:€167/月〜
- Genki Native Premium:€220/月~
※Genki Native は 最低1年契約が必要なので、1年分の総額は「月額×12ヶ月」で概算できます。
最新の料金は公式サイト・見積もりツールで確認してください。
Genkiのメリット
ここでは、他社の海外旅行保険と比較したときに、Genkiならではの強みを整理します。
- 月額制で柔軟に保険管理できる
- 高額医療費にも対応できる補償額
- スポーツ・アクティビティ補償が広い
各メリットを詳しく見ていきましょう。
1.月額制で柔軟に保険管理できる
Genkiは月額払いを採用しており、滞在スタイルに合わせて保険を管理できます。
特にGenki Travelerはサブスク型なので、出発日や帰国日が未確定でも加入でき、不要になったタイミングで解約できるため、無駄な保険料を抑えやすいのが特徴です。
一方で Genki Native は最低1年契約の長期医療保険ですが、年額一括ではなく月額で支払えるため、海外生活の固定費として管理しやすくなっています。
2.高額医療費にも対応できる
Genkiは医療補償を重視した設計で、最大100万ユーロ(Genki Native Premiumは補償上限なし)までカバーされます。
1ユーロ=170円で円換算すると約1.7億円。
アメリカやカナダなど、医療費が高額になりやすい国でも、緊急入院や手術といった大きなリスクに備えられる点は大きなメリットです。
「海外での医療費が一番不安」という人には、安心感のある補償内容です。
3.スポーツ・アクティビティ補償が広い
Genkiは、一般的な海外旅行保険と比べて、スポーツ・アクティビティに対する補償範囲が広いのも特徴です。
【Genki Travelerで補償されるスポーツ例】
- サイクリング・マウンテンバイク(※過激なダウンヒルや危険なジャンプを除く)
- ダイビング(認定資格あり、または有資格インストラクター同行で水深30mまで)
- ハイキング・トレッキング・クライミング(標高4,000mまで/安全装備必須)
- 武道・格闘技(トレーニング、スパーリング、自己防衛目的)
- スキー・スノーボード(整備されたコース内のみ)
- サーフィン(ビッグウェーブ・トーイン・悪天候時を除く)
- セーリング(レクリエーション目的のみ)
- パラシュート・パラグライダー・スカイダイビング(有資格インストラクター管理下)
ノマドや長期滞在中にアクティビティを楽しみたい人にとって、補償対象になりやすい点は大きなメリットです。
Genki Nativeの場合は、さらに多くのスポーツが補償対象となります。
※ただし、プロスポーツは対象外。その他、危険性の高いスポーツは事前確認がおすすめです。
Genkiの注意点・デメリット
メリットが多い一方で、Genkiには注意すべき点もあります。
- 旅行トラブル補償は弱い
- 外来診療に免責がある場合がある
- 既往症は補償対象外
- 出発後加入には待機期間がある
- 英語対応が中心
順に確認していきましょう。
1.旅行トラブル補償は弱い
Genkiは医療補償に特化した保険のため、フライト遅延・キャンセル・荷物紛失などの旅行トラブルは基本的に補償されません。
「旅行全般を広くカバーしたい人」には、SafetyWingやHeymondoなどの総合型旅行保険の方が向いている場合があります。
2.外来診療に免責がある場合がある
外来診療については、プランごとに免責(自己負担)が設定されています。
- Genki Traveler:1つの保険案件ごとに€50の免責
- Genki Native:€0 / €500 / €1,000から選択(免責額が高いほど保険料は安くなる)
なお、入院に関連する医療費には免責は適用されません。
日本のクレジットカードの海外旅行保険のような「キャッシュレス診療」を求める場合は、Heymondoを検討しましょう。(Heymondoの詳細記事)
\キャッシュレス対応の海外旅行保険!/
3.既往症は補償対象外
Genkiでは、保険開始前1年以内に治療・診断・症状があった既往症は補償対象外となります。
持病がある場合は、加入前に補償対象かどうかを必ず確認しておきましょう。
4.出発後加入には待機期間がある
出発後にGenkiへ加入する場合、加入日から14日間は待機期間が設定されます。
この期間中に発症した病気やケガは補償対象外となるため、可能であれば出発前の加入がおすすめです。
待機期間なしで海外保険に加入したい人は、SafetyWingを利用しましょう。(SafetyWingの詳細記事)
5.英語対応が中心
Genkiのサポートや保険証書、請求手続きは英語が基本です。
日常会話レベルの英語に不安がある人は、事前に請求フローや必要書類を確認しておくと安心です。
補足で知っておきたい重要ポイント
母国での補償について
母国滞在中の補償は、プランによって大きく異なります。
Genki Traveler は、以下すべてを満たす場合に限り補償されます。
- 母国到着後、6週間以内に発症した緊急医療であること
- 母国へ戻る前に、4週間以上国外に滞在していたこと
- 保険開始日以降に母国へ入国していること
Genki Native の場合は以下の通りです。
- Basic:最大182日/年まで補償
- Premium:母国滞在中もフルカバー
※母国がアメリカ・カナダの場合、一時帰国の補償期間・保険金の上限が変わるためサポートに確認しましょう。
緊急歯科治療の補償
歯科治療についても、プランごとに補償内容が異なります。
- Genki Traveler:緊急歯科治療 最大€1,000まで
- Genki Native Basic:対象外
- Genki Native Premium:最大€2,000まで
Genki Travelerの解約方法
Genki Travelerは、マイページ(Member Center)から簡単に解約できます。
- ログイン後、解約日を選択するだけ
- 最短で翌日以降を自由に指定可能
キャンセル・返金について
Genkiの保険は、保険開始日より前、または最初の保険証書を受け取ってから14日以内であれば、理由を問わずキャンセル可能です。
【手続き方法】
- メール
- 会員ページ
- 公式サイトのサポートチャット
Genkiがおすすめの人 / 向かない人
ここまでの内容を踏まえて、Genkiが向いている人・向かない人を整理します。
Genkiがおすすめの人
Genkiは、海外での「医療リスク」を最優先でカバーしたい人に向いている保険です。
特に、日本の健康保険が使えない期間が長くなる人や民間の医療保険に近い安心感を求める人に選ばれています。
- デジタルノマド・長期滞在者
- 留学・ワーホリで最低限の医療補償がほしい人
- 海外での高額医療費リスクを重視したい人
- 月額払いで柔軟に保険を管理したい人
上記に当てはまる人であれば、旅行保険というより「海外滞在中の医療保険」としてGenkiを検討する価値があります。
Genkiが向かない人
一方で、Genkiはすべての旅行者に万能な保険ではありません。
旅行トラブル全般の補償や、日本語サポートを重視する人には、やや使いにくく感じるケースもあります。
- 1〜2週間程度の短期観光旅行者
- フライト遅延や荷物補償も含めてカバーしたい人
- 日本語サポートを重視する人
- キャッシュレス診療を重視する人
これらに当てはまる場合は、総合型の海外旅行保険や日本語サポートが充実した保険と比較したうえで検討するのがおすすめです。
Genki申し込み前に確認すべきポイント
最後にGenki申し込み前に確認すべきポイントをまとめました。
ぜひ、チェックしてから申し込みしてくださいね。
- 補償範囲の確認
医療・スポーツアクティビティ補償の範囲を必ず確認 - 免責金額の確認
外来診療や一部補償で自己負担がある場合あり - 特定国での補償条件
アメリカやカナダなど医療費の高い国での条件を確認 - 英語サポートの可否
申請手続きや請求が英語中心であることを理解
まとめ:Genkiはどんな人に最適か
Genkiは、医療補償を最優先に考える中長期の海外滞在者向け保険です。
月額払いで管理しやすく、出国後加入や英語証明書の即日発行にも対応しているため、ノマド・留学・ワーホリ・海外生活を始める人にとって心強い選択肢といえます。
一方で、旅行トラブル補償を重視する場合は、SafetyWingやHeymondoなどの他社保険と比較したうえで検討するのがおすすめです。
