海外在住やノマド生活をしていると、日本の電話番号を日常的に使う場面はほとんどありません。
しかし実際には、銀行・証券・クレジットカードなどのSMS認証で、日本の電話番号が必要になる場面が多くあります。
「使わないのに解約できない」
この状況をどう解決するか考えたとき、候補に挙がるのがpovo2.0です。
- 電話番号を長期間キープしたい
- 銀行・証券・クレカなどのSMS認証が目的
- 通信は別SIMでまかなう
という条件であれば、povo2.0は現時点で最もコスト効率が高い選択肢です。
本記事では、povo2.0を「電話番号維持専用」という目的に絞り、本当に実用できるのかを実体験ベースで解説します。
結論|電話番号の維持とSMS認証だけなら、povo2.0は最安で優秀
結論から言うと、以下の条件に当てはまる人にとって、povo2.0は非常に合理的な選択肢です。
- 日本の電話番号を長期間キープしたい
- 銀行・証券・クレジットカードのSMS認証が主目的
- 通信は別のSIMやeSIMでまかなう予定
電話番号維持にかかるコストを最小限に抑えたい場合、現時点でpovo2.0以上に適した選択肢は多くありません。
ただし、後述する通り、povo2.0は万能のSIMではありません。
povo2.0が「電話番号維持専用」に向いている理由
povo2.0が「電話番号維持専用」に向いている理由は、次の4つです。
- 基本料金0円で番号を保持できる
- 海外からでも新規開通できる(アプリ完結)
- SMS認証は基本的に問題なく使える
- 180日に一度のトッピング(課金)で維持できる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.基本料金0円で番号を保持できる
povo2.0最大の特徴は、月額基本料金が0円である点です。
トッピングを購入しなくても電話番号を維持できるため、維持コストはほぼ発生しません。
「とりあえず番号だけ残したい」
「いつ使うか分からないが解約はできない」
このような状況では、povo2.0の仕組みは非常に相性が良いです。
2.海外からでも新規開通できる(アプリ完結)
povo2.0は、本人確認から開通手続きまでを
すべてアプリ上で完結できるのが大きな特徴です。
そのため、日本にいなくても、
スマートフォンにpovoアプリをインストールできる環境であれば、
海外滞在中でも新規開通が可能です。
「すでに日本の電話番号を解約してしまった」
「帰国まで番号が用意できない」
といった状況でも、
海外から日本の電話番号を用意できる数少ない選択肢になります。
3.SMS認証が基本的に問題なく使える
povo2.0は、銀行・証券・クレジットカードなどのSMS認証用途として、基本的に問題なく利用できます。
ただし、環境によっては遅延が発生するケースもあります(後述)。
4.180日に一度のトッピング(課金)で維持できる
povo2.0は基本料金0円で電話番号を維持できますが、完全放置で無期限に使えるわけではありません。
電話番号を維持するためには、180日に一度、何らかのトッピングを購入する必要があります。
未購入の状態が続くと、以下のように通知が届きます。
- トッピング未購入が30日続くと、メールでお知らせが届く
- さらに未購入が続くと、30日ごとに通知が届く(60日、90日、120日、150日…)
180日を超えても何もしない場合、最終的には利用停止・番号失効のリスクがあるため注意が必要です。
ただし、実際の維持コストはかなり低く抑えられます。
- 通常メニューの最安トッピング:250円
- 期間限定メニューの最安トッピング:180円
※2026年1月時点の実体験ベース
半年に1回の課金で済むため、年間の維持費はおおよそ400円〜500円前後が目安になります。
「番号を残すだけ」という用途であれば、このコストはほぼ最安水準と言って問題ありません。
海外でSMSが届かないことはある?正直な注意点
povo2.0を海外で使ってSMSが届かないことはあるのか?2つポイントがあります。
- SMSが不安定になるケースはpovo2.0に限らない
- 実体験|SMSが「遅れて届いた」ことはあった
順に確認していきましょう。
SMSが不安定になるケースはpovo2.0に限らない
海外では、現地キャリアとの相性や滞在国・地域、端末設定などの影響で、SMSが届かないケースが発生することがあります。
これはpovo2.0に限った話ではなく、どのSIMでも起こり得る現象です。
そのため、SMS未着=povo2.0の致命的欠陥と考える必要はありません。
実体験|SMSが「遅れて届いた」ことはあった
基本的には海外でもSMS認証は問題なく受信できていますが、正直に言うと、SMSの到着が遅延したことはありました。
その際は、
- SMS自体は最終的に受信できた
- 数分〜十数分程度の遅れが発生した
- 時間を置いて再送を試したところ問題なく届いた
という状況でした。
重要なのは、SMSが「完全に届かない状態が常態化しているわけではない」という点です。
海外では、現地キャリアの状況や通信環境によって、一時的な遅延が発生することはpovoに限らず起こり得ます。
SMS認証を使う際は、時間に余裕を持って操作する、もしくは再送を試す前提で考えておくと安心です。
SMSが届かない原因の詳細
海外でSMSが届かない原因や具体的な対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。
他のSIMと比べて、povo2.0は電話番号の維持に本当に最適?
電話番号の維持という目的で見た場合、povo2.0は他のSIMと比べてどのような立ち位置なのでしょうか。
- 電話番号付きプリペイドSIM
- 楽天モバイル
との比較で確認していきましょう。
電話番号付きプリペイドSIMとの比較|番号維持目的には向かない
電話番号付きプリペイドSIMや旅行用eSIMは、一見すると代替手段になりそうですが、日本の電話番号を「長期的に維持する」という用途には向いていません。
電話番号付きプリペイドSIMの場合、現在使っている番号とは別の番号が付与されるうえ、一定期間で利用期限が切れるものが多く、SMS専用や通話時間に制限があるケースもあります。
また、申込時に身分証明書が必要なものも少なくありません。
一方、旅行用eSIMはデータ通信が主用途であり、日本の電話番号が付与されるプランはほとんど存在しません。
楽天モバイルとの比較|利便性は楽天、維持コストはpovo2.0
電話番号維持という観点で比較すると、povo2.0と楽天モバイルには明確な違いがあります。
- 番号維持コストを最小限に抑えたいならpovo2.0
- 海外データ通信や国際通話まで含めたいなら楽天モバイル
利用スタイルによって、最適解は変わります。
海外生活全体で考えると、楽天モバイルが向いている人
以下に当てはまる場合は、povo2.0より楽天モバイルの方が利便性は高くなります。
- 海外滞在中でも、日本のアプリやWebサービスをすぐに使える通信手段を確保しておきたい
- 日本への国際通話をよく使う
- 一時帰国のたびにSIMを入れ替えたくない
海外データ通信をすべて楽天モバイルでまかなうというよりも、「日本向けの通信を、必要なときにすぐ使えるSIM」として持っておきたい人には、楽天モバイルが向いています。
電話番号の維持に加えて、最低限のデータ通信や通話も確保しておきたい場合は、povo2.0より楽天モバイルを選ぶ方が安心です。
私は電話番号維持目的でpovo2.0を使っていたものの、一時帰国時の割高さや不便さから楽天モバイルへ乗り換えた結果、利便性が大きく向上しました。
その実体験は、「povo2.0から楽天モバイルへ乗り換えた理由と一時帰国での使い勝手」で詳しく解説しています。
楽天モバイル
【海外利用で便利なポイント】
1.海外でも毎月2GB無料!
2.500円/GB!追加チャージもお得
3.国際SMSの受信が無料!
4.アプリで日本への国際通話が無料!※一部対象外あり
VPNなしで国内サーバーのネットに接続します◎
povo2.0はこんな人におすすめ
povo2.0は、次のような使い方を想定している人に向いています。
-
日本の電話番号は、銀行・証券・クレジットカードなどの
SMS認証用としてだけ必要 -
毎月の基本料金をかけずに、
できるだけ低コストで番号を長期間維持したい -
海外でのデータ通信は、現地SIMや旅行用eSIMなど、
別の通信手段ですでに確保している
通信品質や利便性を求めるSIMではなく、「使わない期間が長くても、とにかく番号だけ残したい」という用途に特化して使う場合、povo2.0は非常に合理的な選択肢です。
まとめ|povo2.0は「維持特化」、万能SIMではない
povo2.0は、電話番号維持という一点において非常に優秀なサービスです。
一方で、通信や利便性まで含めると万能とは言えません。
- 電話番号維持だけならpovo2.0が最安クラス
- SMS認証用途としては十分実用的
- 通信や利便性まで求めるなら楽天モバイル
povo2.0は「維持専用」と割り切って使うことで、最も価値を発揮します。
