海外在住者や長期海外滞在者が日本へ一時帰国する際、「どのSIMを使うべきか」は悩みどころです。
短期ならpovo2.0やプリペイドSIMという選択肢もありますが、滞在期間が長くなると意外と料金がかさむケースも少なくありません。
実際に私は、一時帰国中にpovo2.0から楽天モバイルへ乗り換えました。
結論から言うと、1ヶ月以上の一時帰国なら楽天モバイルの方が圧倒的にコスパが良いと感じています。
この記事では、
- なぜpovo2.0から楽天モバイルに乗り換えたのか
- 一時帰国で楽天モバイルを使って良かった点
- 実際に使って分かった注意点
- どんな人に楽天モバイルがおすすめか
を、体験ベースで詳しく解説します。
一時帰国でpovo2.0から楽天モバイルに乗り換えた理由
一時帰国の通信手段として、povo2.0は非常に人気があります。
基本料金がかからず、必要な分だけデータを購入できるため、短期滞在との相性が良いからです。
私自身も、当初は「一時帰国=povo2.0が最適」だと考えていました。
しかし、実際に日本での滞在が長くなるにつれ、
「思ったよりデータ通信や通話を使っている」
「トッピングを追加する回数が増えている」
と感じるようになりました。
そこで、使い方の視点で見直した結果、滞在期間や利用スタイルによっては、楽天モバイルの方が合理的だと判断しました。
一時帰国では「滞在期間と使い方」で最適なSIMが変わる
結論を先に整理すると、一時帰国の条件によって向いているSIMは次のように分かれます。
- povo2.0:
数日〜1週間程度の短期滞在/Wi-Fi中心/最低限の通信・通話 - 楽天モバイル:
1ヶ月以上の一時帰国/データ通信・通話をしっかり使う
どちらが優れているというよりも、「期間」と「使い方」によって合理的な選択肢が変わると感じました。
povo2.0と楽天モバイルは料金設計の考え方が違う
povo2.0は、基本料金がかからず、必要な分だけデータを都度購入する仕組みです。
使わない月は0円にできるため、短期滞在や最低限の利用を前提としています。
一方、楽天モバイルは月額料金に上限があり、データ通信や通話をある程度まとめて使うことを想定した設計です。
利用量が増えても料金の上限が決まっているため、長期滞在では安心感があります。
私の場合、povo2.0が割高になった理由
私の一時帰国中の使い方は、次のような内容でした。
- 仕事で常にインターネット接続が必要
- YouTubeやNetflixなどの動画視聴
- 病院や役所など固定電話への発信が多かった
その結果、トッピングを追加し続ける形となり、1ヶ月で約1万円弱かかってしまいました。
短期滞在を想定した使い方であれば問題ありませんが、利用量が増えると割高になると感じました。
一時帰国が長引くなら楽天モバイルの方が合理的だった
一時帰国が長くなると、次の点が特に重要だと感じました。
- データ通信が実質使い放題であること
- 通話料をほとんど気にせず使えること
- 月額料金の上限が決まっていること
親の介護などで日本滞在が長くなることが分かり、これらの条件を踏まえて楽天モバイルへ乗り換えることにしました。
一時帰国で楽天モバイルを使って良かったところ(メリット)
一時帰国で楽天モバイルを使ってみて良かったと感じたのは、次の4つです。
- 完全無制限でインターネットが使える
- Rakuten Linkで国内通話がほぼ無料
- 楽天クラウドストレージが50GB無料
- 通信量に応じて料金が自動で変わる
詳しく紹介していきます。
1.完全無制限でインターネットが使える
楽天モバイルは、月3,278円(税込)でデータ通信が実質無制限です。
データ量の上限や速度制限もなく、テザリングも追加料金なし。
- 月額3,278円(税込)でデータ通信が実質無制限
- 速度制限なし
- テザリングも追加料金なし
外出先でのPC作業や、実家に固定回線がない場合でも問題なく使えました。
また、以前は「楽天モバイル=通信が不安定」という印象もありましたが、実際に一時帰国中に使ってみると、地方を含めて日常的な利用では特に問題なく使えました。
※楽天モバイルでは「無制限」とうたっている一方で、混雑する時間帯や場所では、公平なサービス提供のために通信速度が制御される場合があることが公式にも案内されています。
ただ、私の利用環境では、こうした制御を意識する場面はほとんどありませんでした。
2.Rakuten Linkで国内通話がほぼ無料
楽天モバイルは、専用アプリ「Rakuten Link」を使うと、国内通話が無料になります。
0570から始まるナビダイヤルなど一部対象外の番号もありますが、経済的に助かります。
- 国内通話が無料
- 固定電話への発信も対象
病院・役所・親族への連絡が多い一時帰国では、通話料を気にしなくていいのは大きなメリットです。
3.楽天クラウドストレージが50GB無料
楽天モバイル契約者は、楽天ドライブが50GBまで無料で使えます。
- 楽天ドライブが50GBまで無料
- 写真・動画・書類のバックアップに使える
データ管理にも役立つ点が嬉しいところです。
4.通信量に応じて料金が自動で変わる
そんなに手間ではありませんが、povo2.0はトッピング(都度購入)が必要です。
無駄なく有効期間内に使えるデータ量を考えるのが、若干面倒だと感じていました。
楽天モバイルは、
- 〜3GB:1,078円
- 〜20GB:2,178円
- 20GB~:3,278円
で、料金が自動で変わるので、無駄もなくラクで良かったです。
一時帰国をきっかけに、海外在住中でも楽天モバイルが便利だと感じた理由
楽天モバイルの魅力は、一時帰国中だけにとどまりません。
海外在住者が日本の電話番号を維持する手段としても、実用性が高いと感じています。
理由は、次の5つです。
- 海外にいても日本の電話番号を維持できる
- 海外滞在中でもSMS認証を受信できる
- 海外で少し使うだけでも回線維持につながる
- 海外在住と一時帰国を1回線でカバーできる
- 海外でも2GBのデータ通信が使える
それぞれの理由を詳しく確認していきます。
1.海外にいても日本の電話番号を維持できる
楽天モバイルは、海外滞在中でも解約せずに回線を維持できます。
- 日本の携帯電話番号をそのまま保持できる
- 銀行などの登録番号を変更しなくて済む
- 一時帰国時に再契約する必要がない
海外在住者にとって、日本の電話番号は各種オンラインサービスの本人確認に直結します。
海外在住者が日本の電話番号を維持する方法については、楽天モバイルが最も使いやすい選択肢として、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
2.海外滞在中でもSMS認証を受信できる
楽天モバイルは、海外にいても日本の電話番号宛のSMSを受信できます。
- 銀行・アプリのログイン認証
- クレジットカード利用時の本人確認
- 各種オンラインサービスの二段階認証
海外生活では、日本のSMSが受け取れずに手続きが止まるケースも多いため、この点は非常に助かりました。
日本のSMSを海外で受け取る方法については、楽天モバイル以外の選択肢も含めて整理した記事があります。
▶海外で日本のSMSを受け取る方法|電話番号維持と認証対策まとめ
3.海外で少し使うだけでも回線維持につながる
楽天モバイルは、長期間まったく利用がない場合、自動解約される可能性があります。
ただし、海外滞在中でも以下のような利用があれば問題ありません。
- 海外でデータ通信を少量使う
- SMSを受信する
- Rakuten Linkアプリを起動する
完全放置を避けるだけで、日本の電話番号を維持し続けることができます。
4.海外在住と一時帰国を1回線でカバーできる
楽天モバイルは、海外在住中と一時帰国時でSIMを使い分ける必要がありません。
- 海外在住中:日本の電話番号・SMS認証用として維持
- 一時帰国時:データ無制限・通話無料でフル活用
一時帰国のたびにSIMを探す手間がなくなり、通信環境に関するストレスが大きく減ります。
5.海外でも2GBのデータ通信が使える
楽天モバイルは、追加料金なしで海外でも月2GBまでデータ通信が使えます。
- 海外ローミングで2GBまで無料
- VPNなしでも日本向けサービスにアクセス可能
海外滞在中でも、日本のサイトやサービスにそのままアクセスできる点は意外と便利でした。
常時使うには容量は少なめですが、
- 一部の海外IP制限があるサイト・アプリでも利用できた
- 日本語の情報検索
- 緊急時の通信手段
としては十分実用的です。
楽天モバイル
【海外利用で便利なポイント】
1.海外でも毎月2GB無料!
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3.国際SMSの受信が無料!
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一時帰国で楽天モバイルを使う際の注意点
楽天モバイルを一時帰国で使う場合の注意点は、次の4つ。
- 日本の住所が記載された本人確認書類が必要
- 1年以内の解約で契約解除料が発生
- 新規契約・MNPは日本での開通が必須
- 自動解約になるケースがある
重要なポイントなので、必ず確認しましょう。
1.日本の住所の身分証明書が必要
楽天モバイルは、日本の住所が記載された本人確認書類がないと申し込みできません。
もっとも一般的なのは、運転免許証です。
一時滞在先を住所地として、免許証の更新・再取得ができるケースもあるため、期限切れの人は再発行を検討するとよいでしょう。
2.1年以内の解約は契約解除料がかかる
楽天モバイルは、1年以内に解約すると契約解除料がかかります。
- 利用開始から1年以内の解約で1,078円(税込)
高額な違約金ではないため、1か月以上使えば十分に元が取れるケースが多い印象です。
3.新規契約・乗り換えは日本での開通が必要
楽天モバイル申込後のSIMの開通手続きは、日本国内で行う必要があります。
- 新規契約は日本国内での開通が必須
- MNP乗り換えも日本での手続きが必要
- eSIMの再発行・再設定は海外からでも可能
帰国直前に申し込みを済ませ、到着後すぐに開通する使い方も可能です。
なお、新規契約の場合、開通手続きをしなければならない明確な期限は設けられていませんが、申込完了後は課金が開始されるため注意が必要です。
また、他社からのMNP乗り換えの場合、開通手続きが完了しないままMNP予約番号の有効期限(通常15日)を迎えると、満了日の午前10時に自動的に楽天回線へ切り替わり、課金が開始されます。
4.自動解約になるケースがある
長期間まったく利用がない場合は自動解約の可能性があります。
ただし次のような利用があれば、自動解約の心配はほぼありません。
- 海外でデータ通信を少し使う
- 海外SMSを受信する
一時帰国で楽天モバイルがおすすめな人・おすすめしない人
一時帰国の期間や使い方によって、楽天モバイルが合うかどうかは分かれます。
楽天モバイルがおすすめな人
- 一時帰国が1ヶ月以上になる
- 日本滞在中も仕事や動画で通信量が多い
- 固定電話への発信が多い
- テザリングを使いたい
楽天モバイルをおすすめしない人
- 数日〜1週間程度の短期帰国
- データ通信をほとんど使わない
- 通話もあまりしない
まとめ|一時帰国が長引くなら楽天モバイルはおすすめの選択肢
一時帰国の期間と使い方次第で、最適なSIMは変わります。
- 短期・最低限の利用:povo2.0
- 中〜長期・しっかり使う:楽天モバイル
1ヶ月以上の一時帰国なら、楽天モバイルは料金・使い勝手ともに非常にバランスが良い選択肢だと感じました。
