初めてのワーキングホリデーで渡航したカナダ。
「英語を学びながら働いて、海外生活を思い切り楽しみたい」と思っていた矢先、渡航からわずか1ヶ月ほどで前十字靭帯(ACL)を断裂しました。
歩くことも大変になり、予定していたアルバイトもできない。
周りが旅行や仕事を楽しむ中、自分だけがリハビリ生活。
そんな状況で、「このままではまずい」と思って始めたのがブログ運営でした。
結果的に、この経験が今の働き方につながっています。
今回は、ワーホリ中のケガ・お金・将来への不安、そしてブログを始めた理由について、実体験ベースでお話します。
カナダのワーホリ中に前十字靭帯(ACL)を断裂
初めてのワーホリ先は、カナダ・バンクーバーでした。
渡航後の最初の1ヶ月はホームステイ生活。
ただ、ホームステイには門限があったり、お酒を飲むことへの制限があったりして、自分のやりたい生活スタイルとは少し合いませんでした。
当時は、現地で働きながら、スポーツコミュニティにも参加したいと考えていました。
英語を学ぶだけではなく、
- 海外の友達を作る
- 日本とは違う遊び方や文化を経験する
- 現地コミュニティに入る
そんな「海外生活そのもの」を楽しみたいと思い、地元のスポーツコミュニティに加入しました。
加入して3回目の練習。
その週末の試合にも出てほしいと言われるほど調子が良く、プレーもかなり順調でした。
しかし、フェイントで切り返した瞬間、
「ゴリッ」
という音とともに、ひざから力が抜け、その場に崩れ落ち、激痛が走りました。
自分も周りも、「これはACL(前十字靭帯)をやった」とすぐに分かる状態でした。
カナダでのMRI検査とACL手術
日本なら救急車を呼ぶ人もいるかもしれませんが、当時の私は、ひざに力は入らないものの何とか歩けたため、バスでクリニックへ向かいました。
クリニックでは、
- レントゲン検査
- サポーターの装着
- 大きな病院でのMRI予約
を行いました。
後日、MRI検査の結果、診断は「前十字靭帯(ACL)断裂」。
そこから、手術に向けた生活が始まります。
ACL手術では、術後に筋力が大きく落ちるため、手術前にある程度筋肉をつけておくリハビリを行うケースが多いです。
私も約2ヶ月半、リハビリを続けました。
その後、日帰り手術を受け、術後1ヶ月ほどは自宅で安静生活。
ワーホリ開始直後とは思えないほど、完全に「治療中心」の生活になっていました。
ワーホリなのに働けなくなった
本来は、語学学校に慣れた1〜2ヶ月後からアルバイトを始める予定でした。
しかし、ACL断裂によって状況は大きく変わります。
当時は、
- 語学学校に通学
- 週2回のリハビリ
- ゆっくりしか歩けない
- 思うように動けない
- 術後1ヶ月は自宅療養
という状態。
当然、学校へ通いながら仕事を始める余裕はありませんでした。
実際に現地で働き始めたのは、カナダへ渡航してから約5ヶ月後です。
「ワーホリ=自由に働いて海外生活を楽しむ」というイメージを持っていたので、かなり焦りました。
ワーホリ・留学で海外旅行保険に入っていて本当に救われた
ACL断裂の治療費は、本当に高額でした。
手術費用だけでも200万円以上。
さらに、
- MRIなどの検査代
- 通院費
- 医療通訳
- 半年近いリハビリ
- 病院までの交通費
などを含めると、総額は300万円近かったと思います。
スポーツ復帰まで含めるなら、リハビリ期間は8〜10ヶ月ほど必要になるケースもあります。
海外保険の「180日ルール」
加入していた海外旅行保険では、「1つのケガに対して事故日から180日間まで補償」という条件でした。
そのため、補償が切れるギリギリまでリハビリへ通っていました。
また、お医者さんからはこんなことも言われました。
「カナダ国民なら医療費は無料だけど、MRI検査も手術もかなり待つ。海外旅行保険に入っていたから、早く治療できたんだよ」
当時は、とにかく「保険に入っていて本当に良かった」と感じました。
ワーホリや留学でスポーツをする人は、海外旅行保険の重要性をかなり強く実感すると思います。
実際にワーホリ向け海外旅行保険の選び方や補償内容については、姉妹サイト「OZSANS」の記事でもまとめています。
ワーホリ中に感じた将来への不安
ケガをしてからは、毎日のように将来のことを考えていました。
お金の不安はもちろんありましたが、それ以上に、
「このまま何もできずにワーホリが終わるのではないか」
という焦りが大きかったです。
周りのワーホリ仲間は、
- 英語力への不安
- ホームシック
- 仕事探し
- 人間関係
などに悩んでいました。
もちろん、それもワーホリではよくある悩みだと思います。
でも、当時の私は少し状況が違いました。
お金の不安
できるだけ早く働く前提で資金計画を立てていました。
しかし、渡航からわずか1ヶ月ほどでケガ。
予定していた収入がなくなったことで、金銭的な不安はかなり大きくなりました。
銀行口座の残高が減っていくのを見るたびに、不安も大きくなっていきました。
ギリギリまで親にお金の相談はしないようにと思っていましたが、心配した親から「送金しようか?」と連絡をもらい、お金を借りたこともあります。
周りの友達が旅行や外食を楽しんでいる中、自分はできるだけ出費を抑える生活。
「せっかく海外に来たのに、何をしているんだろう」と落ち込むこともありました。
これからワーホリへ行く人は、「予定通りに働けない可能性」も考えて資金計画を立てることが本当に大切だと思います。
実際に私が感じたワーホリ費用や資金計画については、次の記事でもまとめています。
海外生活を楽しめない不安
周りは、
- スケート
- ハイキング
- 旅行
- アルバイト
などを楽しんでいる。
でも自分は、
- うまく歩けない
- リハビリ生活
- お金の不安がある
という状態。
特に大変だったのは、日常生活の移動です。
階段の上り下りもつらく、バス移動だけでもかなり疲れていました。
雨の日のバンクーバーでゆっくり歩いていた時は、「自分は何をしにカナダへ来たんだろう」と感じることもありました。
「このままワーホリが終わるのでは?」という焦りもありました。
ようやく普通に歩けるようになった頃には、ワーホリビザの残り期間も減っていました。
観光ビザへ切り替えて滞在延長も考えましたが、
「お金を気にしながら滞在して、本当に楽しめるのか?」
という不安もありました。
SNSで流れてくる、楽しそうなワーホリ生活の投稿を見るのもしんどい時期がありました。
周りと比べても意味がないと分かっていても、
「自分だけワーホリを楽しめていない」
と感じてしまうことも多かったです。
キャリアへの不安
振り返ると、当時はかなり悩んでいました。
- ワーホリのメインがケガとリハビリ
- 働いた期間も短い
- 英語力も中途半端
- 「これを成し遂げた」と言える実績もない
「この経験を帰国後のキャリアに活かせるのかな?」と、本気で不安でした。
そして何より、
「ケガを理由に帰国して後悔したくない」
という気持ちが強くありました。
今の自分でもできることはないか?
どうすれば少しでも収入を得られるのか?
どうしたら、このワーホリ生活を少しでも楽しいものにできるのか?
そんなことを、毎日のように考えていました。
働けない状況でブログを始めた理由
ブログを始めた最大の理由は、資金不足を補うためでした。
ただ、普通のアルバイトでは難しい条件がありました。
当時、自分が理想としていた働き方は、
- 歩かなくてもできる在宅ワーク
- 英語が得意ではないので日本語でできる仕事
- 将来的に観光ビザへ切り替えても続けられる
- 在庫を持たず、オンラインだけで完結する
というもの。
その条件に最も合っていたのが、ブログ運営でした。
当時は「ライター」という働き方を知らなかった
今なら、
- Webライター
- SNS運用
- 動画編集
- リモートワーク
など、在宅でできる仕事もかなり増えています。
ただ、当時の私は「誰かのサイトの記事を書く」というWebライターの仕事を知りませんでした。
そのため、
「自分でブログを作って運営する」
という方法を選びました。
これが、現在のサイト運営につながっています。
ブログを10年続けて感じること
オーストラリアやニュージーランドのワーホリ中も、ずっと毎日ブログ作業をしていたわけではありません。
現地の仕事や遊びを優先したい時期は、ブログを休んでいたこともあります。
実際、オーストラリアのファームジョブでは、電波が弱く、事務所でしかネットが使えない環境でした。
その結果、1年半ほどブログ作業をほぼ休止していた時期もあります。
それでも、ブログ収入は心の安心になった
ブログ運営は、完全に安定した働き方ではありません。
- アクセス数の変動
- 検索順位の上下
- 収入の波
もあります。
個人事業主になったことで、
「会社員の方が社会保険や年金は安定しているのでは?」
と不安になることもあります。
それでも、
- どこで働くか
- 何時に働くか
- どれくらい働くか
を自分で決められる自由は、私にとって大きな魅力です。
場所と時間に縛られない働き方ができるようになった
ブログ運営を続けたことで、
- 長期で海外旅行へ行く
- 混雑を避けて行動する
- 急な予定にも対応する
- 自分や家族の都合を優先する
そんな生活ができるようになりました。
ゆったり自分のペースで生活できる今の働き方には、とても満足しています。
現在は、たまに海外旅行をしながら仕事をする生活も続けています。
ワーホリ後に観光ビザで長期滞在していた時の生活や、実際の暮らし方については、OZSANSでもまとめています。
オーストラリア長期滞在のリアル|観光ビザで暮らすように過ごした体験談
特別な才能がなくても挑戦できる
私は、特別に勉強ができたわけでも、すごいスキルがあったわけでもありません。
それでも、サイト運営で収入を作れるようになりました。
もちろん向き不向きはあります。
ただ、在宅ワークに興味がある人には、ブログ運営やサイト運営は今でも十分おすすめできる働き方だと思っています。
まとめ
ワーホリ中のACL断裂は、当時の自分にとってかなり大きな挫折でした。
- 働けない
- お金がない
- 将来も不安
- 周りだけ楽しそうに見える
そんな状況の中で始めたのがブログ運営です。
結果的に、この経験が今の働き方につながりました。
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
それでも、「働けない状況でもできることを探した経験」は、自分の人生を大きく変えたと思っています。
もし今、
- ワーホリ中の不安
- 将来への悩み
- 働き方への迷い
を感じている人がいるなら、何か小さくても「積み上がるもの」を始めてみるのは、本当におすすめです。
今振り返ると、ワーホリ前にもっと知っておけば良かったと思うこともあります。
例えば、
- スポーツをするなら保険内容をしっかり確認する
- すぐ働けなくても生活できる余裕資金を持つ
などです。
特に海外では、ケガ1つで予定が大きく変わることもあります。
